特徴的な科目

国際開発入門

「国際開発入門」では国際開発研究の基礎となるセオリーとアプローチを紹介します。「開発」とは何であり、どのように研究するのか、を議論することから始め、Part Iでは開発における経済的・政治的・社会的側面を考察することで国際開発研究の学際的な性質を探ります。Part IIではGSIDの5つのプログラム「経済開発政策・マネジメント」「平和とガバナンス」「包摂的な社会と国家」「教育と人材開発」「貧困と社会政策」について概観します。

日本の開発経験

「日本の開発経験」では日本が経験してきた開発のプロセスについて、成果と課題の両面を様々な視点から検討します。GSID内外の講師によるオムニバス形式の講義で、経済、法、政治、行政、農業・農村開発、教育、社会開発、平和構築などの様々な問題を取り上げ、他国への適応について議論します。

フィールドワーク

GSIDでは実践教育を重視し、海外実地研修(Overseas Fieldwork、OFW)と国内実地研修(Domestic Fieldwork、DFW)を実施しています。

国内実地研修

1995年以降、正規のカリキュラムの一環として、主に以下の点を目的にDFWを実施しています。

  1. 「開発現場」を知ることの重要性を実感する。
  2. フィールド調査の基本的方法や姿勢、調査倫理などを習得する。
  3. 日本の地域開発をめぐる諸問題について学ぶ。途上国における開発問題を考える際の一つのモデルとして、地方行政、教育、農業、環境保護、産業、文化振興な ど、様々な分野における日本の町村レベルの開発問題への取り組みについての見聞を広める。
  4. 異なる社会経済的・文化的背景の学生によるグループ活動を通して、国際的環境における共同作業の経験を積む。

 

海外実地研修

1992年以降、正規のカリキュラムの一環として、主に以下の点を目的にOFWを実施しています。

  1. 途上国が直面する開発に関連した諸問題を学生自らが直接見聞する機会を与える。
  2. 異なる専門分野を持つ人々とのチームワークを通して学際的視点を養う機会とする。
  3. 小規模地域でのケース・スタディを通じて、さまざまな利害を統合調整するために必要な見識と能力を醸成する。
  4. 異なる文化的・専門的背景を持つ人々の間でのコミュニケーション能力を向上させる。
  5. 国際社会においてもっとも広く使われている言語である英語を用いて作業を行う機会を与える。