COVID-19対策から見た国家能力の再検討:ラテンアメリカ諸国の比較研究
新型コロナウイルス感染症をめぐる各国政府の対策と市民の反応は、「国家能力(state capacity)」を再検討する希少な機会を提供している。同時期に新型ウイルスが侵入したラテンアメリカ諸国における政策内容とその帰結を調べることで、国家能力についての同時点での測定と比較が可能となる。本研究の目的は、このような比較デザインを用いることで国家能力の経験的把握とクロスナショナルな測定指標についての新たな視点を提供することである。そのため、海外の共同研究者と共に、各国のCOVID対策における相違点から国家能力に関する仮説を構築し、サーベイ実験によって検証を行う。
- 研究種目
- 国際共同研究加速基金 国際共同研究強化 (B)
- 研究代表者
- 岡田 勇
- プロジェクト期間(年度)
- 2020-2025